夏の素材対決!ポリエステル vs メリノウール 。
夏の素材対決!ポリエステル vs メリノウール 。
ロシアW杯もあっという間に決勝戦が終わり、フランスの20年ぶり2度目の優勝で幕が閉じた。
W杯期間中は寝不足ながらもドキドキしたサッカーをたくさん見させていただきました!
そんなロシアW杯の熱い戦いは終わりましたが、
私のUTMB着用ウェア素材の戦いにも注目していただければと思います。
その名も、、、
UTMBベースレイヤー杯 てび大会 2018 。(^^;;
<決勝>
ポリエステル vs メリノウール 。
ポリエステル(速乾のワンダーボーイ)と メリノウール(保温の貴公子)。
メリノウールは最近、夏でも涼しいと評判の素材です!!
両者、タイプの異なる面白い対決となりそうです!
屈指の好カードですね!!(^^)
対決内容はズバリ ” 心地よさ ” です!!
ロングレースにおいてベースレーヤーは非常に大事な存在となります。
とくにUTMBのような 気温・天候・標高 が激しく変わっていくような状況の中で、ずっと肌に触れるものなのでとことんこだわりたいところであります!!
吸汗性・速乾性・着心地 、、、こういうところが勝負の要なのかなと思います!
さぁ、軍配はどちらに、、、??
まずはしっかりと水を含ませます。(吸汗性のチェック)
そして、
雫が垂れない程度にギュっと絞り、風通しの良いところに干します。(速乾性のチェック)
20分経過。
両者、まだまだぐっしょり濡れています。
45分経過。
ポリエステル100%の方は、表面は濡れているが内側の方から徐々に乾いて来ているのを感じます。
メリノウールの方は、しっとりとまだ全体的に濡れている感じ。
ここで面白い発見が、、、
ポリエステルとメリノウールの乾き方の違いが明らかに。。
ポリエステルは内側から、メリノウールは全体均等に水分を減らしていくのです。
ちょっと湿っているが着てみることに。。。(着心地のチェック)
手で触ると断然ポリエステルの方が乾いているようなのだが、着てみるとポリエステルはひんやりして冷たく感じ、まだまだ濡れています。
メリノウールはというと、明らかに手で触ってもまだ湿っているのだが、なぜか着るとそれほど冷たく感じない。
実に面白い!!
手で触った感覚と体に触れた感覚が全然違うのだ!!
さらに実験を継続する。
1時間半ほどでポリエステルはほぼ乾いた。
着てみると、
ポリエステルはスッキリ、サラッとした感じ。(^^)
メリノウールは完全に乾ききっていないのか、、、若干ベタッとした感じが残る。。(- -)
結果、
ポリエステル・・・乾きが速い。濡れた状態は冷んやりする。濡れても乾かす努力をすれば乾きが速く、最適なベースレイヤーになる。
メリノウール・・・乾きは遅い。濡れると重くなり不快だが冷たくはない。濡れ過ぎない努力をすれば暖かくて涼しいベースレイヤーになるだろう。
好みによるところは大きいが、
やはり夏はポリエステル、秋〜冬はメリノウールがそれぞれの特徴を活かしたベースレイヤーになるのではないかと思います。
基本メリノウールは、夏のトレランのように大量の汗をかくような場面では着用しないほうが良いかもしれません。。(ただし、夜間パートを含むロングレース終盤の”走りたくても走れない状況”になった時にはいいかも。。)
メリノウールは完全に濡れてしまうと、繊維が開いて水分を保有し重くなり、肌にまとわりついて不快に感じてしまう。
さらに、
一度大量の汗を吸い込んでしまうとなかなか乾いてくれないこともわかった。
乾いていく過程も、じわじわゆっくり乾いていく感じで、すっきりサラサラ感はない。
先に述べた
「UTMBのような 気温・天候・標高 が激しく変わっていくような状況の中、、、」
ということを考えれば、トレランのベースレイヤーはポリエステルが妥当だと思う。
今回テストに使用したメリノウールは、テンセル、ナイロンの混合素材で乾きやすいと言われているものでもそう感じた。
逆に濡れ過ぎないように汗をコントロールできるアクティビティ(登山、ファストパッキングなど)であれば、メリノウールは暖かく涼しいベースレイヤーとして最高の結果を出してくれることと思います!!
あとひとつ、
濡れるとメリノウール独特の臭いがするのは正直気になるところだ。。。
ということで、今回の勝者は
ポリエステル!!とさせていただきます。
やはりトレランに速乾性は欠かせない!!(^^)
#頑張れ岡山!頑張れ西日本!
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