岡山的!!アーバン・アウトドアライフ

岡山市中心部で暮らすオジさんトレイルランナーのブログ

URBAN OUTDOOR LIFE

in OKAYAMA

あれから3週間、夢のUTMB帰路日記。

あれから3週間、夢のUTMB帰路日記。

 

あれから3週間が経ちました。。

帰りの飛行機で書いていた日記です。

 

〜以下、日記より〜

 

トレイルランとはジャーニーだ!」

誰かが言ってたのを思い出した。。。

 

今回のUTMBは、限りなくトレイルランニングという競技として挑んでいた気がする。

レースのために練習して、、、結果(ポイント)を求めた。

今までは運よく結果もそれなりについてきた。

ランを始めて3年ソコソコにしては順調過ぎた。

まさしく運良くここまで来れたのだと思う。。。

しかし、

UTMBぐらいのレースとなると運だけでは上手くいかない!!

今までの試験勉強スタイルの練習ではダメなのだと思う!!

私が思うに、、、

競技としてのトレイルランニングというスタイルを見直さなければいけない。

もちろん1位や2位を狙う人は競技性を意識しなければ多分勝てないだろう。

しかし、私は違う!!ファンランナーだから。。。

何をどうしてスタートラインに立つのか。。。?

なぜ100マイル以上の道のりを走るのか。。。?

これはよく聞かれる質問だ。

いま、それを考え直す良い機会を与えられたと思っている。

UTMBに失敗してからずっと考えていた。。。

 

大人になってから旅行が好きになった。

もちろん、そうそう遠くには行けないのだが。。。

知らない街、美しい景色、美味しい郷土料理、、、

若い時よりも、そんなことに興味がわくようになり、

知らないことを経験して心の充実を味わうことが好きになった。

 

は楽しい!

は自分を充実させる!

は活力となる!

 

トレイルランニングに取り憑かれたのは

そんなの要素があったから!!、、、だったのかもしれない。

初めてトレイルランのレースに出た時、

30kmほどのレースではあったが、自分の足で冒険し、自分の目で確認し、自分の思い出として仕舞い込む。。

すべては自分次第の、それはそれは楽しいのようだった!

 

そもそも楽しくないがあるか?

今回のUTMBは、そんなという概念が薄かったように思う。
これは、自分自身の問題なのだが。。。

自然の状況(雨や雪や太陽)に反発し、

100マイルを46時間半で走りきる競技として構えてしまったようだ。。。

 

今回のレースは30km地点から早々に辛かった。。

足が攣りそうになり、気温差に翻弄され、体調を崩してしまい、

途中でだんだん楽しさが遠のいて行くのが分かった。

やることやることが裏目に出た。

そんな中、沿道の声援だけが私を楽しさの方へと導いてくれる要素であった。

LA FOULY(109km)まで行けたのはその声援や日本からの応援のおかげだと思う。

本当にありがたかった。

しかし、

もうそれだけに頼っていてはいけない。

苦しい時でも自分で楽しい方向に持っていく力を身につけないといけない!!

 f:id:racinvan-tebi:20170922131206j:image

今朝、CHAMONIXからLES HOUCHESまで走った。

UTMBの第1区間だ!

もう一度走っておきたくて。。。

 f:id:racinvan-tebi:20170922130936j:image

レースの時とは違い、

静かな森の小さな音を感じながら走った!

川のせせらぎ、鳥の鳴き声、雄大なモンブランの佇まい、、、

五感を解放し、

体全体でゆっくり呼吸をするように走った。

レースの時と同じコースが全く違う感覚だった。

 

f:id:racinvan-tebi:20170922130909j:image

をするとは、こういうことなのだ。

五感を使ってすべてを吸収し、活力に変えていく!

筋肉の痛みは残ってはいたものの、楽しくて止まりたくなかった。

時間が許されるなら何処までも走って行けそうな気がした。

 

かわいいリスがいた!

 

もう一度、、、

ひとまわり成長して、

必ずもう一度挑戦したい!!

 

 

 

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シューズのアソビは必要だ。

シューズのアソビは必要だ。

 

シューズは身体の一部にならなければいけない。

 

以前カスタマイズした、LA SPORTIVAのAKYRA。

racinvan-tebi.hateblo.jp

フィット感が格別に上がって良かった。。。

が、アソビが少なくなったため、足首の可動域が制限されることになっていた。

10km〜20kmのショート練習だと気がつかなかった。。。

バラエティに富んだ日本のトレイルでは、捻挫防止にしっかりフィットしたシューズの方が良いだろう。

しかし、

UTMBのような大きな山の登りが3〜4時間単調に続く場合、気をつけた方が良い。

長時間の同じ動作による可動域の制限で、くるぶしからアキレス腱にかけて締めつけによる痛みが出たのだろう。。。

とくにロングレースの場合、

シューズのアソビが必要なのかもしれない!!

骨が痛いのか筋が痛いのか、何が痛いのかよく分からないのだが。。。

UTMBのレース中、この鈍痛の原因が分からず両足の踵痛にずっと悩まされ続けた。

今もその痛みが残っていて気持ち悪い状態である。

 

先日、アウトドアショップ主催のシューズの試し履き会があった。

f:id:racinvan-tebi:20170920124314j:image

実際のトレイルで試せる良い機会だ。

やはりサイズ感は大事だし、自分の足に合うラストであることが大事。

ニューモデルの見た目のカッコ良さで選びたいのだが、、、

走ってみると印象が全然違ったりするものだ!

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シューズひとつでパフォーマンスが変わるから、よく吟味した方が良いと改めて感じた!

また、いろんなメーカーでこのような機会があると嬉しいな。。。

 

 アシーズさん、ありがとう!!(^^)

 

 

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UTMB Courmayeur以降の失敗

UTMB Courmayeur以降の失敗

(前回からのつづき)

 

クールマイユールまでの下りのパートでしっかり走れたのでほぼ定刻に到着できたが、

次の関門の制限時間を考えるとなかなかゆっくりしていられない。

コース・制限時間の変更があった事で、少しややこしくなっていた。。

f:id:racinvan-tebi:20170912132003j:image

後半の展開をイメージする余裕すらなく、

着替えと食事のみでなるべく早めに出発しようと考えた。

着替えの準備、食事の準備、体調の確認など、妻のサポートは完璧だったが、

私はなぜか焦っていた。

今思うと、ここでの気の焦りが少しずつ落とし穴にハマっていくことになったのです。

 

「食べられなくなったら終わりだ!」

これはロングレースにおいてよく言われることだが、、

実はこの時点であまり固形物を胃が受け付けなくなってきていた。

 

シューズを脱ぎ、足を休ませながら、無理やりスープとパスタを数本流し込む。

やはり、スープが塩辛い。。。

 

空を見上げると雲の動きが早く、風が冷たくなってきていた。

この日の天気予報は曇りのち雨だった。

迷わず、上着(ゴアテックス)とレインパンツを着て体を冷やさない対策をとった。

昨夜の寒すぎる経験がそうさせたのだろう。

そして、両足首の痛みを隠すようにシューズを履き、早めにエイドを出た!

12時を少し回っていた。。。

 

これが大誤算。

 

昨夜の冷え込みから一転、

クールマイユールを出てしばらくすると、お日様が出てきて気温はどんどん上昇。

確認はしていないが、30℃近く上がったのではなかろうか。。。

汗が吹き出し、喉が異常に渇く。

スープの塩味もずーっと残って、

水を飲んでも飲んでも喉が渇く状態から抜け出せなくなった。

慌ててレインウェアを剥ぎ取り、体温調整をするが、胃のムカムカが始まってしまった。

時間の貯金を作るためにクールマイユールを早めに出たのに、

レインウェアを脱いだりパッキングし直したり、結局時間をロスしてしまうことに。。。

「なんだか上手く行かないなぁ、、、」

歯車がちょっとずつ噛み合わない。。。

 

次のエイドは山頂のRefuge Bertoneで、約900mの急登だ!

ここも気合いのいるセクションだ。

しかし、この暑さと疲労とエネルギー切れで吐き気を引き起こしてしまった。。。

登りの途中で耐えきれず、遂には倒れこんでしまった。。。

人目をはばかることなくコースアウトして、吐き気とともに20分ほど眠った。

その後も本当に苦しくて、5分進んでは休み、5分進んでは嘔吐という繰り返し。

「エイドまで無事にたどり着くのだろうか。。。」

どれくらい時間がかかったのだろう。。

たとえここでリタイヤしたとしてもクールマイユール まで戻るか、

17km先のアルヌーバまで行かなければならない。(山間部なので車が入れず、リタイヤ宣告しても自力で山を脱するしかないのです。) 

実際に引き返す人も何人かすれ違った。

気持ちは弱りながらも

「戻ることは絶対にしたくない!!」

と、最後の意地だけは残っていた。

 

やっとの思いで登りきったが、

この調子だとアルヌーバまでの関門時間に間に合わない!!

 

内臓疲労は治らないままだし、

山頂でも嘔吐が続き、何も食べることができない。。。

もう最終手段で薬のチカラを借りるしかないと、、、

フルーツと胃薬を飲んだが、結局全部戻してしまって意味がなかった。。。

 

「ダメだ。。。」

 

ずっとこのエイドに居てもバスが迎えに来るわけじゃない。。

イチかバチか間に合わないかもしれないが、少しの可能性を信じてエイドを出た。。。

本来楽しいはずのアルヌーバまでのトラバースゾーンは、苦しさ120%で歩く以上のことなどできなかった。。。

 

どこまで困難が続くのか、、、次第に天気が急変。

 

気温が一気に下がり、突風が吹き荒れ、ミゾレの吹雪になった。

私は氷点下の山での活動には慣れていない。

この日は平気で氷点下まで冷え込む場面が何度もあった。

慌ててレインウェアを着込み寒さを防ぐが、次のエイドRefuge Bonatti(ボナッティ小屋)に着いた時には若干低体温症気味になるほどだった。

手は、かじかんで体の震えが止まらない。。。

小屋と言っても吹きざらしのテントだし、温まるところなどない!

大袈裟かもしれないが、このままだと死んでしまうと思った。。

食べないと熱が発生しないので、

何か口に入れてみようとするも、飲み込む自信がない。。

 

温かい紅茶だけをいただき、脱出するようにボナッティ小屋を出た!

エネルギーがどこまで続くか分からないが、強い気持ちでアルヌーバの関門を目指す!

顔にバチバチHITしてくる雪に耐えながら休まず歩く。

少しでも体を動かさないと死んでしまいそうだから。。。

 

しばらくして雪が止んだ!!

 

まだ神に見捨てられていないような気がした。

そして、備前国総社宮のお守りをギュッと握りしめた!

 f:id:racinvan-tebi:20170913193302j:image

すると、見事な虹が出た!

今まで見たことのない、それは大きく鮮やかな感動的なものだった。

総社宮の神が私を元気付けてくれたに違いない。

しばらく眺めていると、疲れを忘れることができた。

走ることを諦めていたが、この感動の虹が、アルヌーバまで走れる原動力となったことは間違いない!

 

必死で足を動かした!

今まで書いてこなかったが、コース上に次の目的地までの距離表示などは一切ない!

あとどれくらいでたどり着くのか全くわからないのが不便だ。。。

 

粘った甲斐があり、Arnouvaz(アルヌーバ)の関門をクリアすることができた!

ひとつ困難を乗り切れた。

このエイドでは久しぶりに固形物を食べることができた。

 

いよいよコース中の最高点であり、一番過酷なフェレ峠に挑む権利を獲得した!

もう行くしかないっ!!

何があってもこの山を越えて次のLA FOULYまで行きたい!

LA FOULYには、岡山のラン仲間からの応援ビデオメッセージが届いていると聞く。

遠くからの応援がありがたい!!

見届けたい!!

気持ちは充分にある!問題は時間だけ!

 

とにかく目の前のモンスター・フェレをやっつけないと。。。

吹雪の登山が始まった。

10m先が見えにくい状態が続くが、

先に目をやると、、、

カラフルなレインウェアが空に続くように一直線に伸びて雲の中に消えて行く。

 

綺麗だな。

 

朦朧としながらも寒さと疲労と闘う。

休みたいが、一回止まると休み癖がついてしまいそうで怖い。

突風で何度も体が飛ばされそうになる。

 

山頂は真っ直ぐ立っていられないほど、荒れていた。

イタリアとスイスの国境だ!

風に押されるように3カ国目のスイスに入った。

早く標高を下げたいがために小走りで駆け下りる。

次第に風はおさまり危険地帯からは抜けたようだった。

 

LA FOULYはどこだろう?

そろそろのはずなんだが、、、

確か地図では下っているはずなのに、何度も何度もアップダウンを繰り返す。

そろそろかなと思いながらも1時間以上が経過した。

いよいよ制限時間がない!!

「早く着いてくれ!!」

しかし、願いはなかなか叶わない。。。

次第に日が暮れて2日目の夜が始まった。

山から降りてからもLA FOULYエイドがなかなか見えて来ない。

半分ふてくされながら、エイドに入って来たのは21時半が過ぎていた。

「終わった。。。」

何を勘違いしたのか、

この時、自分で目標設定した20時半を制限時間だと思い込み、間違えていた。

だから、1時間もオーバーしてしまったと。。。

テーピングを外し、靴を脱ぎ、うなだれた。。。

何もする気が無くただただうなだれた。。。

仲間からの日本語の応援メッセージに申し訳なく思った。

暖かい紅茶を2杯飲んだ。

悔しい。残念な気持ちでいっぱいだった。

どんどん体は冷えていく。

どれだけ落ち込んでいたのか、、、

ある日本人が声を掛けてきた。。。

「出発しないんですか?」と!?!?!?!?!?

「あと3分で関門が閉まりますよ!」と!?!?!?!?!?

激しく動揺した!!

「えっ???どういうこと???」

 

LA FOULYの制限時間は22時半だった!!間に合っていたのだ!!

が、あと2分!!

テーピングを外し、靴を脱ぎ、サバイバルブランケットにくるまった私にとって、リスタートするには十分な時間ではなかった!!

なんと情けない幕切れだろうか。。。

 

呆然とした。

 

冷静な判断力を失っていたのも事実、言葉の壁を理由にスタッフに確認を取らなかったのも、胃腸がやられていたのも、体が冷え切ってしまったのも、すべて続ける精神力がなかったのだろう。。。

情けない!!

 

確かに言い訳をすれば、足の爪が剥がれ、謎の足首痛、内臓疲労、極端な気温の低下などで止める理由はいろいろあったが、、、

 

一番の理由が勘違いによる関門アウト。

 

海外100マイルレースの難しさを感じた。

この経験(悔しさ)は一生忘れないだろう!

 

次の日、松葉杖をつく女性ランナーを見かけた。

手首にはUTMBの選手リストバンドをして、FINISHERベストを着ていた。

私には、彼女のその出し尽くした姿が眩しかった。。。リスペクトだ!!

 

 

必ずもう一度。

必ず完走するためにシャモニーに戻りたいと思います!!

 

追伸:レースをすべて記録してきたGoproを紛失してしまい、

思い出はすべてここでの記録と私の脳裏に焼き付いたものだけになりました(^^;;

写真が少なく読みにくいブログになってしまって申し訳ありませんm(_ _)m

 

 

My Timing point

  passage Time Ranking Speed  
Start
Chamonix
0 m+
Friday 18:30 00:00:00 - -  
13.72 km
Le Delevret
820 m+
Friday 20:38 02:08:15 1897 6.4 km/h  
21.34 km
Saint-Gervais
900 m+
Friday 21:45 03:15:15 1948+51 6.8 km/h
Video of passage
31.58 km
Les Contamines Montjoie
1391 m+
Friday 23:36 05:05:37 1942-6 5.6 km/h
Video of passage
39.86 km
La Balme
1955 m+
Saturday 01:29 06:59:20 1846-96 4.4 km/h  
45.36 km
Refuge de la Croix du Bonhomme
2733 m+
Saturday 03:22 08:52:08 1836-10 2.9 km/h  
50.26 km
Les Chapieux
2733 m+
Saturday 04:20
Saturday 04:51
09:49:49 1821-15 5.1 km/h  
60.8 km
Col de la Seigne
3764 m+
Saturday 07:29 12:59:27 1880+59 4 km/h  
65.64 km
Lac Combal
3831 m+
Saturday 08:18 13:48:01 1900+20 6 km/h  
69.57 km
Arrête du Mont-Favre
4284 m+
Saturday 09:48 15:18:12 1882-18 2.6 km/h  
74 km
Col Checruit
4304 m+
Saturday 10:38
Saturday 10:44
16:07:46 1897+15 5.4 km/h  
78.36 km
Courmayeur
4325 m+
Saturday 11:29
Saturday 12:09
16:59:07 1846-51 5.8 km/h
Video of passage
83.17 km
Refuge Bertone
5125 m+
Saturday 14:00 19:30:07 1813-33 2.6 km/h
Video of passage
90.57 km
Refuge Bonatti
5385 m+
Saturday 15:49 21:18:54 1814+1 4.1 km/h  
95.64 km
Arnouvaz
5495 m+
Saturday 17:27
Saturday 17:34
22:56:37 1912+98 3.1 km/h
Video of passage
100.14 km
Grand Col Ferret
6233 m+
Saturday 19:22 24:52:19 1776-136 2.5 km/h  
109.62 km
La Fouly
6278 m+
Saturday 21:31
Saturday 22:25
27:00:38 1784+8 4.4 km/h
Video of passage
 

 

 

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UTMB 私の軌跡(シャモニー 〜 クールマイユール)

 UTMB 私の軌跡(シャモニー 〜 クールマイユール)

 

 

雷雨予報のスタートから曇りになって一安心。

しかし、

当日2箇所のコース変更が発表された。

大会本部からは以下のメールが届く。

UTMB Start 18:30, normal route except Pyramides Calcaires and Tete aux Vents (direct ascent La Flégère). ATTENTION snow >2000m and temperature felt -9℃

スタート時間が30分遅らされ、

前半のPyramides Calcairesと

後半のTete aux Ventsをカットするという。

だいぶ短縮になったのかと思ったが、距離も累積標高もそれほど変わらない。

ただ、スタート時間がズレるため、関門時間の変更があり、予定の修正をしなければいけない。

f:id:racinvan-tebi:20170910215448j:image

おまけに2000m以上の場所では氷点下になるという情報も添えられている。

氷点下とは、、、少し動揺した。。。

かなり過酷なレースになることが予想される。

 

2時間前にスタート会場に到着すると、

ランナーと応援の人でごった返していた。

 f:id:racinvan-tebi:20170910020040j:image

なるべく足を使わないように座っておにぎりを食べながらスタート時間を待つ。

みんな思い思いにテンションを高めていく。

そのうち、UTMBのテーマ曲である「Conquest of paradise」が流れてカウントダウが始まった。(何故か、この曲は私にとってはあまりテンションが上がらない曲だ。。。)

 

いよいよ100マイルの旅が始まった。

 

寒すぎず暑くない、日本の初冬を思わせる、走るのにちょうど良い気温だ!

 

スタート直後、街中を抜けて2kmくらいで静かな森に入る。

LES HOUCHESまではアップダウンも緩やかで、気持ちの良い散歩道という感じ。

 

沿道の応援は本当に凄かった!

スタート地点のみならず、森の中まで大きな声で「アレ!アレー!」

と声援が途切れない。

 

まずは一つ目の山登り。

Le Delevretというそんな大きな山ではないが、約800mの一気登りがある。

ストックを取り出し、なるべく足を残しながら登る。

寒さを気にしすぎたか、ウェアが少し暑かった。。。

 f:id:racinvan-tebi:20170910020253j:image

日本語が聞こえて振り返ると、、、

珍しく日本人だらけの貴重な瞬間をパシャリ!

健闘を誓い合う(^^)/

 

Saint-Gervais(サン ジェルべ)まではヘッデンを点けて一気に下ります。

こちらの夜は、20:00くらいまで薄明るいので不思議な感覚だ。。。

規則的にジェルを補給をしながら怪我をしないように集中して走る。

 

Saint-Gervaisのエイドではフルーツのみ補給して、すぐに出発。

LIVEカメラに手を振るようにみんなに言われていたが、、、

カメラがどこにあるかなんて分からない(^^;

数人の日本人と話をしながら下って来た。

(このブログを見てくださっているそうだ、、、ありがたい。)

髪を赤く染めていたので分かり易かったみたいだ。。。(^^;;

 

Les Contamines(レ コンタミーヌ)まではじわりじわりと登りが続く。

アップダウンが細かく、日本のトレイルに似ているなと思った。

ここの登りはなるべく走って、少しでも関門時間の貯金を作る予定だ。

結果1時間の貯金ができたが、

早くも足が攣りそうな感覚が奥の方で発生してきているのがわかった。

なるべく塩分と水分を摂るようにした。

 

まもなく前半のボス級の山、Bonhomme(ボンノム)峠を一気に登り、

Les Chapieux(レ シャピュー)のエイドまで一気に下ります。

山が大きいため登り出すと果てしなく登り、下り出すととことん下るのがこのコースの特徴だ。

Les Chapieuxのエイドでは、初めて腰を下ろしてストレッチや補給をしっかりとした。

バナナ、オレンジ、パン、コンソメスープ、パスタ、コーラ。。。

コンソメスープはパスタ入りで塩味が強い。

あと、コーラを頼むときは「I'd like COCA please!」と言おう!

 

さぁ、次に向かう大きな山に備えて準備をします。

今までエイドで長く休まなかったのでここでは30分ほどの休憩をとった。

夜はかなり冷え込んだが、眠気もかなりきた。

カフェインを注入し、ロングパンツとゴアテックスで一夜を越す準備をして出発!

 

次はまさに前半の山場、La Seigne(ラ セーニュ)峠に挑む。

果てしなく空の彼方までヘッドライトの列が続き、

下から見上げるとげんなりするほど果てしない。。

無我夢中で暗闇の中を一歩ずつ登り続けるしかなかった。

ようやく越えたと思ったらもう一つ裏に登りが続いている。

しかも見上げるほどの上りだ!登れども登れども終わらない。

呼吸を乱すと頭がボーッとしてくるのは、高山病の予兆だろう。。。

呼吸は浅くリズミカルに変え、血中酸素飽和濃度を上げていく!

楽しいことでも考えよう!まぁ、いつかこの登りも終わるだろうから。。。

ガマン比べだ!!

相変わらず雨は降ったり止んだりで、ミゾレ混じりの雨が体力と元気を削ぎ落としていく!!  

寒くて暗い夜が続く。。。

 f:id:racinvan-tebi:20170910131250j:image

 

 

だんだんと辺りが明るくなり始めた頃、山頂らしきテントが見えてきた。

通過チェックの二人のおじさんが立っている。

やっとLa Seigneの山頂、フランスとイタリアの国境にたどり着いたのだ!

まさにDVD「激走!モンブランのタイトルバックの所だ!!

「See you , France !! Hello , Italy !!」と大きな声で叫んでみる!!

シャモニーに来てからというもの挨拶はフランス語、会話は英語を使うのにもだいぶ慣れてきた(^^;

おじさん達も乗ってくれた!!

「Ciao Italy !!」「ジャポネーゼ!!」

「ハロー!イタリー!!」

「コンニチハー!!」

二人のおじさんとしばしはしゃいだ!

あんな寒いところでずっと待っているのに外国人は陽気だな(^^)

 

なんだか元気が出た!

その元気をもらってLac Combal(ラック コンバル)まで駆け下りる。

 f:id:racinvan-tebi:20170910021130j:image

太陽が出てきて、

イタリアが私を歓迎してくれているようだった。

雲と暗闇に隠れていた景色が開けた瞬間は感動的だった!! 

とても美しい風景が広がった。

私は、イタリア側からモンブランを臨む景色の方が好きだ!

 

エイドに着くとやはり、バナナ、オレンジ、パン、スープを。

f:id:racinvan-tebi:20170910020833j:image

夜間パートでずっと会話をしていた、日本語の上手なフランス人と記念撮影。

調子が上がってきていたので、補給を早めに済ませて出発だ!

Mont-Favre(モン ファーヴ)を越えたらいよいよCourmayeur(クールマイユール)だ!

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Courmayeurには妻と弟が待機してくれている。

予定よりも30分ほど遅れてしまったから、心配しているだろな。。。

クールマイユールでゆっくり休む予定だが、制限時間的に無理かもな。。。

この頃から、謎の足首痛に襲われはじめていた。。。

 

Mont-Favreを越え小さなエイドChecruitで、コーラ COCAを補給。

気温はどんどん上がってきた。

前日受付でお世話になった、ちょい日本語が喋れるスタッフさんとの再会。

 f:id:racinvan-tebi:20170910100643j:image

「アト 4km デ ツギノエイド。デモ 800m ダウン。キュウ ナ クダリ。アブナイ カラ キヲツケテ!!ガンバッテ Good luck!!

 

背中を押されるようにクールマイユールへ続く下りに飛び込んだ!

私の得意なテクニカルで細かい九十九折りの下りだ!

はじめは遠慮気味に下っていたが、スイッチが入り4kmの下りで51人も抜いていた。。

特に飛ばそうと思ったわけじゃなく、気持ちよく下りに身を委ねてリラックスして走っただけ!遅刻を少しでも取り戻したかったのもある。。。

とても気持ち良かった!!

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街の路地を抜けたら、クールマイユールエイドに到着です!

 

 

(つづく) 

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まずはUTMB結果報告

まずはUTMB結果報告

 

結果をひと言で片付けてしまうと、109kmのLA FOULYでDNFとなりました。

今思うと、、、なぜ、、、

 

これについて冷静になる前に、いろいろ書き記したいと思います。

 

 (少々感情が入り過ぎている可能性がありますので気になさらず、ご理解くださいませ。)

 

まずは途中で止めたことを非常に後悔します。

後になればなるほど後悔の念が強くなります。

今までのレースのなかで自ら止めたことがないだけに。。。

初めてこんな悔しい経験をしました!

この後悔を私は一生背負って行くことになりました。

時間が経つにつれ、冷静になればなるほど自己嫌悪に陥ります。

 

失敗したことで、良い経験をしたと言われることもあろうかと思います。

しかし、

今の段階ではその言葉も痛み止めにしか過ぎません。

もちろん、失敗よりも完走の方がいいに決まっているし、

誰が好き好んで失敗の方を選ぼうか。。。

 

私はここで一度、次のステージに上がることを許されなかったのです。

今までが順調過ぎたのかもしれない。。。

 

どんなにトレーニングを積んで素晴らしい肉体を手に入れようとも、

精神が勝らなければ宝の持ち腐れであろう。。。

 

自然が相手のスポーツだからこそ、

自然と対峙できる精神力が求められるのです!

 

この失敗が時間とともに慢性化され、

ゆっくり染み込んでいくまで自分を磨き続けたい。。。

 

速くなりたいのではなく、強くなりたいのです!!

 

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また、あのスタートラインに立てるように。。。

 

 

 

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UTMBはじまる。

人生2回目の海外旅行がUTMBとは、幸せ者だ!
2回目の海外旅行と言っても、前回は15年前。
初めてと言ってもいいぐらいだ。。
UTMB出場が決まってから、いろんな準備をしてきた。
身体の準備、装備の準備、宿の準備、出国の準備、、、
やっとこの日を迎えた!

岡山駅から新幹線で関空まで。
関空からドバイ、ドバイからジュネーブジュネーブからバスでシャモニーという流れだ。

岡山駅には羅針盤の仲間がサプライズで見送りに来てくれた!
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本当に嬉しいことをしてくれる仲間達だ!!涙

関空までは日本語が上手に使えるので問題なし。
その後、ドバイで乗り継ぎ、ジュネーブへ。
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そして、バスに乗り込みいざシャモニーへ。
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ここまで何時間かかったのだろう。。
一度ドバイで時計を5時間遅らせ、さらにシャモニーで2時間遅らせる。
もう何時間飛行機に乗っているのか分からない。。
時差ボケとはこういうことだね。。。

ドバイは38℃だったが、シャモニーは寒い。
移動中に出会った日本からのUTMB選手も寒さを心配していた。。

やっとシャモニーに到着。
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街は世界中のUTMBランナー達で溢れかえっている。

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まずは、生活の拠点となるアパートメントへ。
シャモニー・モンブラン駅のすぐ裏側で非常に便利がいいところだ。
管理人と英語でやりとりも何となく80%は了解( ̄^ ̄)ゞ
日本からのお土産も喜んでくれた!
ひと息つくヒマもなく、
20時までの前日選手受付に会場を探す。
すべてのレギュレーションとパスポートを持ち、辿りつくと、、、
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19時半になっても会場の外まで、この長蛇の列!!

 

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パスポートで厳重確認され中に入ると、
選手ごとにアトランダムに抜粋されたレギュレーションをチェックされる。
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私の場合は、
携帯電話、サバイバルブランケット、レインジャケット、防寒用ハットの4点。


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ザックにもチップをつけられ、スタンバイOKとなる。

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スタートまで体調とテンションを高めながら、
最高の舞台を楽しんできます!

 


次回更新は、帰国後とさせていただきます。

 

では、
UTMBいってきます!!

 

 

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UTMB完走へ向けたトレーニング。#13週目(最終週)/3ヶ月(13週)

UTMB完走へ向けたトレーニング。#13週目(最終週)/3ヶ月(13週) 

 

・刺激を入れない1週間前。

疲労を完全に抜いていく。

短時間のロードランニングで極力刺激は入れない。

全ての装備を背負ってのランニングも取り入れる。

これは、実際に出てくる問題をチェックし、本番でのパックの揺れや、パッキングの配置、使い勝手などを改良していく。

あとは、

短時間の心拍を上げる練習を少々プラスして終了。

 

#13週目/3ヶ月(13週)の成果は、、、

ラン約23.4km(うちトレイル4.8km)

 

 f:id:racinvan-tebi:20170823094245j:image

あとは、仕事を綺麗に片付けたら、、

いよいよシャモニーへ旅立ちます。

移動中も体調管理に気を配り、ベストな状態で臨めるように!

前日は舞い上がらないように完全オフにしよう!!

 なんだか当日の天気が怪しい。。。

心の準備も怠らないように、雨のシミュレーションを強化!!

ウェアリングを変えることも考えておこう。。。

 

 

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