第1回ひろしま恐羅漢トレイル in 安芸太田
第1回ひろしま恐羅漢トレイル in 安芸太田
広島県と島根県にまたがる両県の最高峰、恐羅漢山で繰り広げられる60kmのエキスパート向けの本格的なレース。累計高低差は4100m 。
西日本最大級のレースになるということで迷わず参加してきました!
なんとUTMBポイントも2ポイントつくらしいです。
このレースはA,B,C3つのループからなり、Aループから順にすべてクリアすれば恐羅漢コンプリートとなります。
Aループのみの完走でもAループ完走証がもらえるというシステム。
もちろんすべて完走コンプリートしてUTMBポイントまでもぎ取りたいところです!!
今回の装備。
パック/TNF エンデュランスベスト
ハイドレーション/SOURCE 1.5L
レイン/TNF スピードスター
カメラ/CASIO EX-FR100
補給食/ハニースティンガー(ゴールド)×10、(チョコ)×2、パワーバー(梅)×2、(アップル)×3、(エナジャイズ)×3、ベスパ(ハイパー)×3、(プロ)×1、マグマ×4、スポーツ羊羹×3、塩熱サプリ×1袋
エイドの様子が分からなかったのでジェルを多めにしています。
前日受付を済ませ、羅針盤の仲間と合流して健闘を誓い合います(^^)
スタート地点は、周りに何もない山間部なので前泊キャンプです!!
近くには宿もない。。
フジロックでお馴染みの巨大テントでキャンプまでも楽しませてもらう予定。
夜から乗り込んで来る羅針盤のメンバーを迎え入れ、レースの戦略などを語り合う。
やばい、、、このまま語り合っていると朝が来る。。。(^^;)
翌日スタートの時間が早いため、宴会は自粛して早めの就寝となった。。
今回出場の羅針盤メンバー3名。
早朝5時のスタート。
霧雨が降ったり止んだりで少し肌寒い。。
体を冷やさないようにレインジャケットを着た。
まずはAループからのスタート!!
恐羅漢スノーパークのゲレンデを駆け下りて林道に入る。
Aループは比較的他のループよりも優しい。
レースの鉄則として、
前半に無理をせず後半のために足を溜めておくことがいいのは分かっているが、
B,Cループのハードさを考えると少しでも時間の貯金をしておきたい。。。
Aループの走れるところは積極的に走った!!
綺麗なシングルトラックが多く気持ちよくペースが上がります。
前半のピーク高岳に到着するころも引き続き雨は降ったり止んだりで、楽しみにしていた眺望は無し。
残念だ。。。
しかし、体の調子はまずまず。
Aループ最後の登りも難なくクリアして、予定通りの4時間でAループFINISH!!!
エイドで補給をしながらBループの高低図を確認する。
さぁ、これからだ!!覚悟を決めてB,Cループに挑む!!
予報ではこれから本格的な雨になるらしい。。
そして、Bループの目玉、恐羅漢山。
何度もやめたい気持ちが押し寄せるが、
一歩ずつ確実に「イチニッ、イチニッ」と声を出してペースをキープする。。
ようやくピークにたどり着き写真撮影。。
笑顔は見せたものの、足はフラフラです!!
雨が徐々に強くなり、足元がマッド状になっていきます。
やばいな、通常よりも踏ん張りを効かせないと滑って歩けない状態になってきている。
もはや筋力の温存はできない!!
やるしかない!!
下りはもう滑り台状態です。
転倒を繰り返し、何度も足が攣りそうになる。。
十方山の登り下りに関しては、
二足歩行ができないくらいスリッピーで片足を持ち上げるのすら怖いくらいだ。。
数え切れない転倒を繰り返し吹っ切れた!!
足を捻らないことだけに注意して、
スキーのように滑り下りた!!
Bループ後半の内黒峠を過ぎたあたりで係員から
「悪天候のためCループ中止!」と残酷な報告を受けた。
疲労が溜まってきた頃だったので、
内心は少しホッとしたような。。。
いやいや、
体力的にはまだまだ行ける状態なのに、、、Cループに行けないのは残念だ!
あ〜、、、 残念だ!!
複雑な気持ちを引きずったまま
Bループ最後のゲレンデを登りゴールを目指します。
Cループのために溜めていた体力を出し切るように、、、
恐羅漢の思い出を擦り込むように。。。
力強くゴールした!!!
まだ見ぬCループのラスボス砥石郷山の急登に思いを馳せながら、仕方なくパックを下ろした。。
結局
A,Bループ54kmを10時間8分9秒で完走!!
UTMBポイントはもらえず、、、残念でした。。。
またいつかチャレンジしたいと思います。。
今までコース変更のレースはあったが、中止は初めて。。。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓