レース開催の思い
レース開催の思い
トレイルランを始めたのは4年前のことです。
山を走るなんて、、、
20代〜30代の私の生活を知っている人からは、100%驚かれる。
ライフスタイルはほぼ真逆に変化したといっても過言ではない!
昼前に始まる仕事をいいことに、、朝方寝てダラダラ起きる生活から、
早朝走り、朝食をしっかり摂る生活に。
今では100マイルレースに挑戦できるようなトレイルランナーになりました!
いつもは、地元岡山の龍ノ口山で練習させてもらっている。
家から近いし、子供の頃よく登った山だ。
頻繁に訪れるようになると、数人の顔見知りが出来た。
トレイルランナーの方もいましたが、
毎朝体操をしている人、ご夫婦で散歩してる人、もくもくと走っている人、、、
みんなそれぞれがそれぞれの方法で同じ山を楽しんでいる。
そんな人たちに会い、すれ違いに笑顔で挨拶を交わすことが日常になった。
顔見知りでなくとも山ではみんな笑顔なのだ。
そんな些細なことが、すごく幸せな気分になる。
「山っていいな!!」
山の開放感、すべてを受け止めてくれる寛大さ、、
仕事で行き詰まった時、人間関係で摩擦があった時、ため息が出るような時、
山に行くと間違いなく何かが変わります!
私は、この山を通じて心と体の健康をいただいています。
この山に感謝して、この山のコミュニティを大事にしたい!
そして、
もっとこの山の魅力を伝えたい!!
そんな思いから、龍ノ口山を楽しむトレイルランのレースを開催したいと思うようになった!!
備前国総社宮
龍ノ口山の麓に鎮座する1000年の歴史を刻む由緒ある神社。
備前国に存在する128社を合祀した総合の社という総社宮。
平成4年に社殿が全焼するという悲劇が起こり、その後、再建までに23年の時間を要した。そのため年々参拝者が減少し、盛大なお祭りを行えず地域にとっては大きな問題となっていた。「この悲劇をバネに、平安時代の隆盛を誇るようなお社に」──
と決意した先代宮司の情熱が人びとの心を突き動かし、地域をあげて復興への道を歩んできました。
平成22年に本殿が、そして、平成27年に拝殿が再建されたのをきっかけに少しずつ賑わいを取り戻しつつあります。
しかし、まだまだ。。。
龍ノ口山愛好家がたくさん集まる場所なのに備前国総社宮を知らないという人も少なくありません。
「人が訪れてほしい!!」
そんな宮司さんの願いを。。。
みんなで神社復興のお手伝いができればいいなと。。。
ランナーの安全を祈願する神社とコラボしたレース。
普段ハイカーが通らないルートもありますが、
山の個性を充分に感じてもらえる良いコースになりました!!
速いランナーにも、初心者ランナーにも、楽しんでもらえるコースだと思う。
そして、このレースを通じていろんな輪が広がればいいなと思う。
縁あっていろんな人たちのお力添えがあり開催に至った、じつに思いの詰まったレースだから。
2017.5.14 SUN
思いっきり楽しんでもらいたいと思います!!(^0^)/
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第3回 奥三河パワートレイル(後編)
第3回 奥三河パワートレイル(後編)
小松エイドで五平餅を食べ、後半戦に臨みます。
ここからが本当のパワートレイルだ!!
私の記憶とデータからすると、とても厳しい急登が3本、その他、高低図には表現できない細かいアップダウンが多数存在するエリアに突入だ!
暑さに朦朧とする場面もあったが、気持ちは強く!さぁ、行くぞ!!
気温はどんどん上昇して、汗がしたたる。
塩分を補給しながら、脚は休ませないように。。。
「ゆっくりでもいいから動き続けるよう心がけるのだ!」
「一度休むと休み癖がついてしまうぞ!」
「うん。分かってる!!」
「苦しくても、止めない!!」
「そんな苦しい時こそが、自己と対峙できる良い時間なのだ!」
(以上、心の会話より。。。)
苦しい思いをすればするほど、ご褒美が沁み渡る。
岩古谷山山頂付近の眺望は疲れを一気に吹き飛ばしてくれた!!
45km地点通過。
この距離表示が出てくると、いつもこのような算数がはじまる。
70km-45km=25km。70km分の25km=0.357....
もう6割以上は終わってるぞ!!
・・・と安心することなかれ!!
ここからが奥三河名物”鞍掛山”の登りだ!!
本当に登りがしつこく続く。。。
結構歩いているのに、、、
たまに出てくる山頂までの距離表示の数字は全然減っていかない。。。
この感覚と現実のズレがひらき過ぎてもう訳が分からなくなるのだ。。
「これ、終わりはあるのかな。。。」
そんな錯覚さえしてしまう。
気持ちが負けそうな時、声をかけてくれた1トンさん。
お互い苦しい場面は声を掛け合い、勇気をもらった!
1トンさん、ありがとう!!
そして、ふと気づく。
心が乱れた時は、大体リズムがなくなっている。
私の場合、歩きは3拍子、走りは4拍子が調子いい!
冷静にリズムを立て直し、復調を待つ。
脚に力が入らず、ふらふらと第4エイドの四谷千枚田(48.4km)に到着。
なんとか鞍掛山をやりきった!
が、暑さで疲労はピークに達していた。
頭から水をかぶり、ハイドレーションに水を詰め、最終エイドを目指す!
ここまではエイドで座り込むことなく、脚は常に動かすことに。。。
次の宇連山の登りもかなり手強く、
とうとうマイプランの時間の貯金がなくなってしまった。。
最終エイドの棚山高原(57.1km)。
16時を過ぎてしまったのでここでライトチェックを受ける。
ゴール制限時間まではあと3時間以上ある!!
「もう大丈夫だろう」
という声が周りから聞こえてくる。
私も同意の気持ちだった。
が、
ラスボスの鳳来寺山もそう簡単には通してくれなかった。。。
いつ攣ってもおかしくない脚をゆっくりゆっくり動かし登りきり、最後の力を絞り出す!!
相当時間がかかったイメージだ。。
間に合うかな?
一瞬、2年前の悪夢が蘇ってきた。
私には時間の余裕などないのだ!!と言い続け、自分を鼓舞した。
そこからは時計も見ず、できるだけ飛ばしていく!!
残り4kmか。
腰、大腿四頭筋、ハムストリングス、内転筋、ヒラメ筋などすでに痛くない筋肉はない。。。
しかし、
持ち合わせている下りの知識や走法をなんとか駆使して、体に負担をかけず、なるべく速く長く走るギアに入れることができた!
これが2年前からの成長か。
少しは褒めてあげよう(^^)
この橋が見えた瞬間ホッとした!
沿道の応援がひときわ大きくなり、輝くゴールゲートが見えてきた!
そして、ついに
12時間18分31秒 完走!!
ずっと欲しかった奥三河パワートレイルの完走という二文字!!
念願の完走!!
そして、あの時の4分を取り戻した!
練習不足で不安もあったが、周りの人にパワーをもらい、助けられながらなんとか完走することができました!!
ありがとう!!
また出たいかと聞かれたら、間違いなく今の段階で答えは「NO」だ!
それくらいキツかった!!
ただ、時間が経つにつれまた出たくなるような気がする。
なぜなら、
大会運営スタッフ、ボランティアスタッフ含め、地域の方の応援が素晴らしかった!
すごく優しく、時には鼓舞してくれて頑張れました!感謝いたします!!
奥三河大好きです!!
そして、良い出会いにも感謝!!最高です!!
追伸
中日新聞様の記事にちょこっと載りました(^^)
ありがとうございます!!
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第3回 奥三河パワートレイル(前編)
第3回 奥三河パワートレイル(前編)
全国から健脚なランナーが集まる奥三河パワートレイル。
距離70km、累積標高4000m。
このレースの難しさは、コース展開の仕方と、関門時間の厳しさにある。
選手は、自分を過信すれば最後まで続ける体力がなくなり、過小評価して体力を温存し過ぎれば関門時間に間に合わなくなるという難しさ。。。
まさに己を知り、己を信じることがレース攻略の鍵となる!
では、今回の私の旅を振り返ってみます 。
この日の茶臼山は最低気温4℃とやや低めだが、
日中は26℃を越えてくるらしい。。。
この気温の条件も完走の難しさに拍車をかける。
出走者は838人。
朝の気温は寒いが、みんながこの日のために仕上げてきた熱気はビシビシと伝わってくる!
フジロックランで友達になった新潟のKWSM氏とも再会を果たし、テンションはさらに上がる!!
そして、6時30分、私のリベンジの旅がstart〜〜
羅針盤メンバーのwatanabe氏も元気にスタート!
前半はあくまでマイペースを心がけていこう!!
茶臼山の取り付きでは渋滞が発生。
走りたいときに走れないのはストレスだが、
「まだ始まったばかりだからね〜」
「焦らず行きましょう!!」
とみんなの余裕の会話が聞こえてくる。そりゃ、ごもっともだ!!
ちょいちょい「ブログみてますよ〜」の声をもらい、茶臼山山頂まで話しながら進みます。話しかけてくれた方々、ありがとうございます(^^)
気持ちの良いトレイルを走り抜けてしばらくすると、、、
第1エイドの津具高原グリーンパーク(12.6km地点)に到着。
ここまでは1時間24分。
渋滞はあったものの、なかなか良いペースでプラン通りの展開である!
からすみとトマトジュースを素早く補給して、すぐに出発することに。。。
食料の充実したエイドに入ると居心地がよくついつい長居になってしまうので、
各エイドの滞在は5分までと決めていた!
子どもたちの応援も嬉しいね!!(^^)
面の木園地の風車。
この景色はとても開放感がある!!
その後、小さな上り下りを繰り返し、長〜い下りのロード&林道が始まります。
ストライドを小さく膝に負担をかけないように走ります。
第2エイドの笹暮(25.8km地点)ではボランティアの方々の笑顔に癒される。
ここではフルーツとトマトを補給し、滞在5分のルールは変わらない!
元気よく第2エイドを飛び出すも、、、
果てしない下りでだんだんと太ももの疲労が蓄積し、
おまけに気温の上昇で汗が噴き出し、かなり苦しい表情に。。。
第3エイドの小松(37.3km地点)では武将が迎えてくれます。
とりあえずハイタッチを!
エイドに入るや否や、「無事に完走できますように!」と胸に”お守り”をつけてもらい、残り半分(後半戦)をやりきる勇気をもらった!!
そして、、、
なんとここで、人気ブログ ”1トンのUTMFまでの道” の1トンさんと遭遇!!
まさか会えるとは思っていなかったのでビックリ!!
五平餅を食べながら、カメラのことやら、レースのことやら、しばしのトーク。
初対面なのにとても気さくに話してくれて、疲れが吹っ飛んだ。(^^)
今までのレース展開のことやこれから向かう山のことなどの情報交換をした!
とても爽やかなナイスガイだ!!
ここまでの流れは悪くない!
順位も少しずつ上がって来ているし、
当初のプランより20分ほどの貯金ができている!
さぁ、ここでしっかり補給をして後半に臨みたいところだ!
(後編へ続く)
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第3回 奥三河パワートレイル準備
第3回 奥三河パワートレイル準備
距離70km、累積標高4,000m
制限時間13時間。
天候により装備は変わるが、どうやら天気は良さそうだ!
いつも若干準備多めな心配性です。(^^;)
シューズは、スポルティバ アカシャに決めた!
- 必携品リスト(★印の必携品は、前日の受付時にチェックを行います。)
- ①★夜間走行に備えたライト(動作を確認したもの)、およびその予備電池
※第3関門の棚山高原を16時以降に通過する選手はライトの点灯チェックを行います。 PETZL NAO - ②★熊鈴
- ③★レインジャケット 防水性(奨励:耐水圧10,000mm/c㎡以上)および透湿性を兼ね備えた素材を使用して作られた山岳の悪天候に対応できる縫い目をシームテープで防水加工したフード付きのもの TNFストライクトレイルフーディ
- ④★携帯電話(大会事務局の電話番号を登録し、番号非通知にせず十分に充電すること iPhone7
※大会中、終了後にも選手の安否確認をすることがありますので走り終えた後も電話に対応できるご協力をお願いします。 - ⑤1ℓ以上の水(スタート時)ハイドレ1ℓ+ソフトフラスク500ml(スポドリ)
- ⑥サバイバルブランケット
- ⑦ホイッスル
- ⑧携帯食料 塩熱サプリ、マグマ、ハニースティンガー、マグオン、ベスパ、井村屋羊羹
- ⑨足首丈まで完全に覆う、ランニングパンツ(長ズボン)、レギンス、タイツ。
もしくは、レギンス、タイツとロングソックスの組み合わせ C3fit - ⑩着替え
ベースレイヤー以上の長袖シャツ(コットン素材不可)パタゴニア キャプリーン
さて、後半の急登3連発に耐えられるかな(^^;;
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アーバントレイル龍ノ口の試走会。
アーバントレイル龍ノ口の試走会。
岡山市内で開催される「備前国総社宮杯!アーバントレイル龍ノ口」 。
5/14の開催に向けて、コース紹介&試走会を実施いたしました!!
いつもは5,6人で走っている羅針盤のイベントが、この日は21人の大所帯!!
レースさながらのシミュレーションができました!!
先頭を引いてくれたお二人は、岡山、いや、全国区の実力派ランナーだ!!
大会当日は誰が優勝するのか楽しみになってきたな(^^)
いま、龍ノ口がアツい!!
「龍ノ口から世界へ!!」を合言葉に、
岡山のトレイルランニングシーンがもっと盛り上がれば いいなぁ(^^)
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