あれから3週間、夢のUTMB帰路日記。
あれから3週間が経ちました。。
帰りの飛行機で書いていた日記です。
〜以下、日記より〜
「トレイルランとはジャーニーだ!」
誰かが言ってたのを思い出した。。。
今回のUTMBは、限りなくトレイルランニングという競技として挑んでいた気がする。
レースのために練習して、、、結果(ポイント)を求めた。
今までは運よく結果もそれなりについてきた。
ランを始めて3年ソコソコにしては順調過ぎた。
まさしく運良くここまで来れたのだと思う。。。
しかし、
UTMBぐらいのレースとなると運だけでは上手くいかない!!
今までの試験勉強スタイルの練習ではダメなのだと思う!!
私が思うに、、、
競技としてのトレイルランニングというスタイルを見直さなければいけない。
もちろん1位や2位を狙う人は競技性を意識しなければ多分勝てないだろう。
しかし、私は違う!!ファンランナーだから。。。
何をどうしてスタートラインに立つのか。。。?
なぜ100マイル以上の道のりを走るのか。。。?
これはよく聞かれる質問だ。
いま、それを考え直す良い機会を与えられたと思っている。
UTMBに失敗してからずっと考えていた。。。
大人になってから旅行が好きになった。
もちろん、そうそう遠くには行けないのだが。。。
知らない街、美しい景色、美味しい郷土料理、、、
若い時よりも、そんなことに興味がわくようになり、
知らないことを経験して心の充実を味わうことが好きになった。
旅は楽しい!
旅は自分を充実させる!
旅は活力となる!
トレイルランニングに取り憑かれたのは
そんな旅の要素があったから!!、、、だったのかもしれない。
初めてトレイルランのレースに出た時、
30kmほどのレースではあったが、自分の足で冒険し、自分の目で確認し、自分の思い出として仕舞い込む。。
すべては自分次第の、それはそれは楽しい旅のようだった!
そもそも楽しくない旅があるか?
今回のUTMBは、そんな旅という概念が薄かったように思う。
これは、自分自身の問題なのだが。。。
自然の状況(雨や雪や太陽)に反発し、
100マイルを46時間半で走りきる競技として構えてしまったようだ。。。
今回のレースは30km地点から早々に辛かった。。
足が攣りそうになり、気温差に翻弄され、体調を崩してしまい、
途中でだんだん楽しさが遠のいて行くのが分かった。
やることやることが裏目に出た。
そんな中、沿道の声援だけが私を楽しさの方へと導いてくれる要素であった。
LA FOULY(109km)まで行けたのはその声援や日本からの応援のおかげだと思う。
本当にありがたかった。
しかし、
もうそれだけに頼っていてはいけない。
苦しい時でも自分で楽しい方向に持っていく力を身につけないといけない!!
今朝、CHAMONIXからLES HOUCHESまで走った。
UTMBの第1区間だ!
もう一度走っておきたくて。。。
レースの時とは違い、
静かな森の小さな音を感じながら走った!
川のせせらぎ、鳥の鳴き声、雄大なモンブランの佇まい、、、
五感を解放し、
体全体でゆっくり呼吸をするように走った。
レースの時と同じコースが全く違う感覚だった。
旅をするとは、こういうことなのだ。
五感を使ってすべてを吸収し、活力に変えていく!
筋肉の痛みは残ってはいたものの、楽しくて止まりたくなかった。
時間が許されるなら何処までも走って行けそうな気がした。
かわいいリスがいた!
もう一度、、、
ひとまわり成長して、
必ずもう一度挑戦したい!!
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