Funtrails 100K Round 秩父&奥武蔵2017
Funtrails 100K Round 秩父&奥武蔵2017
早朝2:00起床。
寝ぼけ眼でぼんやりしながら”戦闘服”に着替えた。
スタートの3時間前に起きるのは鉄則だ!
テーピングを貼り、朝食を食べて、
いつものルーティンでゆっくりテンションを高めていく。
スタートまでの時間を大事にすることが成功の秘訣と考えている。
スタート30分前には、健脚ランナー達が集結してきた。
100kmレースに出る人たちの顔は皆、自信にみなぎっている。
しっかり準備をしてきたのであろう。。。
私はというと、、、
今回もGoproとジンバルのセットを片手に動画を撮る気満々なのである。(^^;;
少々邪魔な時もあるがもう慣れた。。。
そもそも妻が貧血で山の上まで行けないから、眺望を見せてやろうと撮り出したのがきっかけである。
さぁ、スタート15分前、、、
みんなでオックン体操をする。
奥宮氏のレースではもう恒例になっている。
距離:約105km
累積標高差:約6658m
制限時間:33時間
いよいよ5:00のスタートを迎えた!!
昨年とは、スタートの場所や若干のコース変更があるようだ。
暗闇の中、ロードパートが続きます。足を慣らすにはちょうどいいペース!
武甲山の登り口にある第1エイド。
生姜おにぎりをほおばります。
今回エイドはすべて活用していく作戦にした。
寒いので水の消費は少ないものの、
暖かい味噌汁やすいとんなどは美味しくいただいた。
FTRは、前半戦にいきなり最強のボス(武甲山)を倒さなければならない。
一気に1000mほど登り続けなければならないのだ。。。
だんだん周囲のランナーたちの会話は少なくなり、
「ハァハァ」と荒い息づかいだけが強調される。
次第に空は明るくなってきた。。。
相変わらずこの瞬間が好きだ!
武甲山を登り、鳥居をくぐったら、次の山への準備だ。
アームカバーはしているものの、Tシャツ姿で十分なほど体が温まった。
前半から珍しく調子が良い!
アップダウンのある縦走路を気持ちよく走り、小持山(1269m)を通過。
捻挫に気をつけながら、大持山(1294.1m)を通過。
調子が良い時こそ、けがには気を付けたい!
昨年は雲海が広がっていたが、今年は下の方まで見渡せる。
雨が降らないこれくらいの曇り加減が走りやすくちょうどいい!!
石がゴロゴロ、すごく綺麗なトレイルではないが、
時折視界がひらけて紅葉の山々が見られるのは気持ちが良い!
第1エイドから16.7km、やっと第2エイドに到着。
やや長く感じた。
この日は空腹を感じるのが早く、予定のジェルのタイミングを早めて対応した。
エイドに着くと食べ物が豊富に揃っていてテンションが上がる(^^)
ここでは味噌汁、いなりずし、バナナをしっかり補給。
奥三河パワートレイルで一緒に走ったランナーMさん(Youtubeにもご登場いただいた)と再会。
レースで再会できるのは嬉しいですね。
完走を誓い合う!
こちらも「Youtubeみてます〜」と北海道からのランナーさんも声をかけてくれた。
ありがたい!!(^^)
長いロードの下りをしばし会話を楽しみながら共に走った。
こういう出会いに感謝!
第3エイドに到着。いまだ調子は上向きである。
ここのエイドにはアク◯リアスがなかった。
代わりにメダ◯ストを補給。飲みなれていないスポーツドリンクも飲まなきゃね。。
好き嫌いがあると不利だから。。。
そういえば、
UTMBではココナッツ風味のスポーツドリンク(らしきもの?)があったなぁ、、、
さすがにこれは喉を通らなかった!(ごめんなさい)
第3エイドを出ると、、、川沿いの紅葉がきれいだった!
周りを楽しむ余裕はまだ残ってる。
しばらく傾斜の強い登りロードが続く。
私のレベルでは走るには心拍が上がり過ぎて疲労蓄積の原因になると判断し、
パワーウォークを選択。ダラダラではなく、一生懸命歩く!!
今回は、「自問自答」をテーマにした。
RUN+TRAILの中でNIWAさんの記事に書いてあった(と思う)、、、
「歩きたくなったら、自分に問いかける」と。。
「それは戦略的な”歩き”なのか?」と。。
「大体が疲労による精神の弱りだ」と。。
これを頭に叩き込んでいた!
何度となく
「テビ(自分)さん、これは戦略的な”歩き”なのか??」と。。
「いや、違う。疲れただけだ!」
「じゃ、筋肉が大丈夫なら走り続けよう!!」
こんなやりとりを続けた。
自分と対話していると、、、
トレイルの下りはもちろん、登りでも走れた!!
走れる自分が楽しい!!
子の権現までの登りは本当にきつかった!!
最後の神秘的な登り坂。
やっと 子の権現に到着した。。。
足の神様、この先も私の足よろしくね!
もうすぐエイド、エイド♪、、、エイド♬、、、
え、、、え、、、
....
....
....
「何?」『何?』「何??」
「大会中止」
???、、、#&%$#&%$#¥、、、
エイドテント内は人だらけ。
多くの人が呆然としていた。
私もそのうちの一人。。。
係員に下山を促される。。。
残念だが、大会主催者が決定したことならば仕方ない。
理由は分からないが緊急事態なのだろうと思った。
汗冷えしないように防寒して駅まで下山した。
駅に群がるトレイランナーたちの背中が寂しそう。。
不思議な光景だった。
のちに分かったのは、滑落死事故による大会中止。。。
残念だけど仕方ない。
同じ山を愛するトレイルランナーとして、
ご冥福をお祈りいたします。
自然を相手にしている競技の怖さを再認識した。
とともに、
今後も秩父&奥武蔵の素晴らしい山々で、
FTRが安全に開催できることを祈りたいと思います。
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