第3回 奥三河パワートレイル(後編)
小松エイドで五平餅を食べ、後半戦に臨みます。
ここからが本当のパワートレイルだ!!
私の記憶とデータからすると、とても厳しい急登が3本、その他、高低図には表現できない細かいアップダウンが多数存在するエリアに突入だ!
暑さに朦朧とする場面もあったが、気持ちは強く!さぁ、行くぞ!!
気温はどんどん上昇して、汗がしたたる。
塩分を補給しながら、脚は休ませないように。。。
「ゆっくりでもいいから動き続けるよう心がけるのだ!」
「一度休むと休み癖がついてしまうぞ!」
「うん。分かってる!!」
「苦しくても、止めない!!」
「そんな苦しい時こそが、自己と対峙できる良い時間なのだ!」
(以上、心の会話より。。。)
苦しい思いをすればするほど、ご褒美が沁み渡る。
岩古谷山山頂付近の眺望は疲れを一気に吹き飛ばしてくれた!!
45km地点通過。
この距離表示が出てくると、いつもこのような算数がはじまる。
70km-45km=25km。70km分の25km=0.357....
もう6割以上は終わってるぞ!!
・・・と安心することなかれ!!
ここからが奥三河名物”鞍掛山”の登りだ!!
本当に登りがしつこく続く。。。
結構歩いているのに、、、
たまに出てくる山頂までの距離表示の数字は全然減っていかない。。。
この感覚と現実のズレがひらき過ぎてもう訳が分からなくなるのだ。。
「これ、終わりはあるのかな。。。」
そんな錯覚さえしてしまう。
気持ちが負けそうな時、声をかけてくれた1トンさん。
お互い苦しい場面は声を掛け合い、勇気をもらった!
1トンさん、ありがとう!!
そして、ふと気づく。
心が乱れた時は、大体リズムがなくなっている。
私の場合、歩きは3拍子、走りは4拍子が調子いい!
冷静にリズムを立て直し、復調を待つ。
脚に力が入らず、ふらふらと第4エイドの四谷千枚田(48.4km)に到着。
なんとか鞍掛山をやりきった!
が、暑さで疲労はピークに達していた。
頭から水をかぶり、ハイドレーションに水を詰め、最終エイドを目指す!
ここまではエイドで座り込むことなく、脚は常に動かすことに。。。
次の宇連山の登りもかなり手強く、
とうとうマイプランの時間の貯金がなくなってしまった。。
最終エイドの棚山高原(57.1km)。
16時を過ぎてしまったのでここでライトチェックを受ける。
ゴール制限時間まではあと3時間以上ある!!
「もう大丈夫だろう」
という声が周りから聞こえてくる。
私も同意の気持ちだった。
が、
ラスボスの鳳来寺山もそう簡単には通してくれなかった。。。
いつ攣ってもおかしくない脚をゆっくりゆっくり動かし登りきり、最後の力を絞り出す!!
相当時間がかかったイメージだ。。
間に合うかな?
一瞬、2年前の悪夢が蘇ってきた。
私には時間の余裕などないのだ!!と言い続け、自分を鼓舞した。
そこからは時計も見ず、できるだけ飛ばしていく!!
残り4kmか。
腰、大腿四頭筋、ハムストリングス、内転筋、ヒラメ筋などすでに痛くない筋肉はない。。。
しかし、
持ち合わせている下りの知識や走法をなんとか駆使して、体に負担をかけず、なるべく速く長く走るギアに入れることができた!
これが2年前からの成長か。
少しは褒めてあげよう(^^)
この橋が見えた瞬間ホッとした!
沿道の応援がひときわ大きくなり、輝くゴールゲートが見えてきた!
そして、ついに
12時間18分31秒 完走!!
ずっと欲しかった奥三河パワートレイルの完走という二文字!!
念願の完走!!
そして、あの時の4分を取り戻した!
練習不足で不安もあったが、周りの人にパワーをもらい、助けられながらなんとか完走することができました!!
ありがとう!!
また出たいかと聞かれたら、間違いなく今の段階で答えは「NO」だ!
それくらいキツかった!!
ただ、時間が経つにつれまた出たくなるような気がする。
なぜなら、
大会運営スタッフ、ボランティアスタッフ含め、地域の方の応援が素晴らしかった!
すごく優しく、時には鼓舞してくれて頑張れました!感謝いたします!!
奥三河大好きです!!
そして、良い出会いにも感謝!!最高です!!
追伸
中日新聞様の記事にちょこっと載りました(^^)
ありがとうございます!!
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